夫婦・家族関係

裁判所の前で子どもの物理的な奪い合いを見ました

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私が裁判所から事務所に帰っていたところ、子ども鳴き声が聞こえたため、声のする方を見たところ、裁判所から30m程離れたところで夫婦なのか元夫婦なのかわかりませんが子どもの奪い合いがおこなわれておりました。具体的には子どもの鳴き声が響き渡る中、女性が「誘拐です!誘拐です!助けてください!」泣き叫びながら子どもを抱えており、男性の方はおもむろに子どもの方に手を伸ばしているという状況でした。私も二歳の時に母親に連れ去られたのですが、法律家という立場を離れ率直に感じたことは、両親の別れの原因は子どもにとってはどうでもよく、合意のない連れ去りは誘拐にあたるということです。現状の運用では別れた後に両親がお互いの不和関係なく子どもに愛情を注ぐという制度になっておらず不利益を全て子どもが被ってしまいます。具体的には親権、養育費、面会交流等様々な点において当事者、裁判所、弁護士らが真摯に子どものことを考えて決定しているとは到底いえない状況です。

子どもを連れ去ってしまった、連れ去られた中にある当事者は冷静な判断ができないように思います、相手に対する感情から子どもへのかかわり方を決めてしまっているケースも大変多いです。このような方々、或いはこのような方がまわりにいらっしゃいましたら実際に被害にあった子どもの観点から今後どのように子ども或いは相手方と接していったらよいのかをアドバイスさせて下さい。自分は一生懸命に子どもと関わっていたとしても子どもが大人になってから親子関係断絶というケースは大変多くみかけますし、私の場合もそうでした。そうなってしまっては誰も得をしません、強いて言えば得をするのは弁護士や裁判官くらいでしょうか。関係者の誰にとっても人生を大きく左右する問題です、安易に法律関係者の言葉を鵜呑みにせず自ら考え行動し、適切な方に相談するようにしましょう。

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