夫婦・家族関係

子どもを児童虐待から社会で護っていくために~自らの体験を踏まえて

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児童虐待の現状

児童虐待のニュースを見るにつけ心を痛めている人も多いのではないでしょうか。子どもにとって親は唯一絶対的に信じられるはずの存在であるにも関わらず、その親に心身を傷つけられ、場合によっては殺害されるということの残虐性は極めて大きいと言わざるを得ないでしょう。
そして、子どもの数が急激に減少しているにもかかわらず、児童虐待の件数は年々増加傾向にあり、10年前と比べて4倍程度に増加していることからみても異常な状態であるということがお分かりになられるかと思います。

児童虐待或いはその疑いをもったら

児童虐待防止法第6条1項は、「児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所又は若しくは児童相談所に通告しなければならない」と規定されております。この法律は国民全般に子どもを守るための義務を課していることになります。子どもが親に反抗することはできないため、周りの大人が子どもをまもっていくということを理念として掲げた大変素晴らしい法律であると思います。
では、かかる児童虐待をどのように見極めるかですが、子どもにあざがある、学校の提出物に親に暴力を振るわれている等の記載がある場合にはわかりやすいでしょう。また、親が育児ノイローゼになっている、極端に痩せている、同じ服をいつも着ている、父親・母親の絵を描く際に普通ではない絵を描く、継父が家庭にいる等の場合も見逃せないサインになりますので、こういった状況をみかけた場合は注意深く観察してみてください。児童虐待をみかけたとき或いはその疑いをもったときは是非躊躇することなく児童相談所全国共通ダイヤル「189(いち・はや・く)」に電話をかけて通報してください。匿名でも行えます。あなたの電話が子どもを救うかもしれません。これは仮に冤罪であったとしても積極的に行うべきでしょう。その親に周りにそのように見られていることを自覚させ、自らの子育てを再考するいいい機会になるからです。

最後に

虐待されている子どもは自らのせいで罰を受けていると思っています。子どもが自力で虐待から逃れることは残念ながら非常に難しいです。虐待をする親を更生させることも現実的ではありません。どうか皆様の周りに虐待が疑われる家庭がありましたら積極的に児童相談所全国共通ダイヤル「189(いち・はや・く)に電話をかけてください。全国の何の罪もない子どもたちが少しでも多く救われることを願っております。

 

 

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