セクハラ・盗撮等

セクハラ慰謝料の相場

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セクハラにあわれた方は精神的にまいってしまう方がほとんどなのではないでしょうか。私も職場で上司に、臀部、胸部、陰部を触られる(※いずれも服の上から)等のセクハラを受けたことがあるのでその精神的屈辱は大変共感します。では、セクハラにあった場合の精神的損害は裁判上で慰謝料に換算するといくら程度になるかご存知でしょうか。私の実感としては思いのほか低額だなという印象を抱いております、皆さんは如何でしょうか。以下裁判例を挙げていきます。

裁判例➀まずは性的な接触があるケースですが、会社の上司が部下に対して二年間にわたり継続的に従業員の胸をつかむ、お尻を撫でる、性器を見せて触らせようとする、合意のない性交渉を行うなどの行為を繰り返した結果、従業員がPTSDになり入院したという事案において慰謝料が250万円と認定されたケース。

裁判例②次に、性的な接触がないケースですが、会社の上司が被害者の前で性的な発言をしたり、ズボンのファスナーを降ろすなどを反復継続しておこない、被害者が抗議しても止めなかったことにより被害者は退職に至り、上記行為が性的な接触がないにしても客観的に社会通念上許容される限度を超えた性的不快感を与える行為と認められると認定され、慰謝料として50万円の支払いが命じられたケース。

皆さん慰謝料の金額についてどのような感想をいだかれたでしょうか。私は率直に低額であるという感想をもっております。相当悪質なケースで200~400万円程度、そこまで悪質性は大きくないというケースでは10~100万円といったところでしょうか。私の場合上司に臀部、陰部、胸部を不意に触られましたが、おそらく裁判になりセクハラが認定された場合10~30万円程度の慰謝料になっていたのではないでしょうか。個人的には、職場におけるセクハラについては、立場を利用してのものであることによる卑劣さを考慮してもっと慰謝料金額の相場を増額すべきではないかと思います。戦略として裁判をする前に裁判外の交渉において自分の納得のいく金額を提示することも十分に効果がありますので、是非一度ご相談ください。

 

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